ファッション業界では、循環型社会への対応が叫ばれていますが、Circle Economy社発行の「2025年サーキュラリティ・ギャップ・レポート」によると、依然として繊維製品の99%以上がバージン素材に依存しており、世界全体でも循環型経済モデルに基づいているのはわずか6.9%にすぎないという、厳しい現実を突きつけられています。
宣言によって定義づけられるこの業界において、今重要なのは実行なのです。RE&UPはその実行を体現し、全製品においてC2C Certified® Circularity（ゆりかごからゆりかごまでの循環型プロダクトデザインを認証）を取得した世界初のブランドとなりました。この認証は、サーキュラー設計におけるシステム対応力を証明するゴールド認証です。
「この認証は、RE&UPが業界全体の持続可能性の課題に大規模に取り組む用意があることを示すものです」と、RE&UP社ゼネラルマネージャー、Andreas Dornerは語ります。 「リサイクル繊維が、その場限りの持続可能性を主張する以上のものであることを証明しているのです。 Cradle to Cradle Certified® Circularity認証によって、当社が原料調達から使用済製品の回収に至るまで、完全な循環型システムへの対応力を備えていることが実証されました」。
認証機関Cradle to Cradle Products Innovation Instituteから授与された今回の認証は、RE&UPの次の3製品を対象としています：
- 次世代リサイクルコットン（プレコンシューマー） – プラチナレベル
- 次世代リサイクルコットン（ポストコンシューマー） – プラチナレベル
- 繊維 to 繊維リサイクルポリエステルチップ – シルバーレベル
この認証の特徴は、その厳格さにあります。素材は、リサイクル可能性の高さのみならず、化学物質安全性、使用済み製品の回収システム、リサイクル素材の効果的な統合について評価されます。 同評価は、第三者認定評価機関であるEco Intelligent Growth（EIG）によって実施されます。
「RE&UPは、同社の繊維生産が単にサーキュラリティに適合しているというだけでなく、サーキュラリティのために設計されたものであることを実証しました」と、同機関のアパレル・テキスタイル・フットウェア部門ディレクター、Nienke Steenは述べています。
さらに、同機関のCEO兼エグゼクティブディレクターであるElwyn Grainger-Jonesは次のように付け加えました。「この功績は、循環型経済における繊維イノベーションのあり方に新たな基準を示すものです。また、ファッションおよび繊維分野において、素材サプライヤーの可能性と求められる水準を大きく引き上げるものでもあります。」
RE&UPの繊維はすでに、パイロット規模のサーキュラリティを超えようと模索するグローバルブランドによって使用されています。RE&UPは、トレーサビリティ、法規制遵守、機械的耐久性といった要素を繊維そのものに組み込むことで、業界が目指す循環型への移行を現実のものとする支援を行っています。
RE&UPのサステイナビリティ最高責任者であるEbru Ozkucuk Gulerは次のように述べています。「業界で初めてこの認証を取得できたことは、当社の素材の品質と、繊維業界にスケーラブルで持続可能なソリューションを提供するという当社の取り組みの成果です。」. 「私たちの素材は、リサイクル率だけでなく、将来的な回収、安全な使用サイクル、周辺インフラの持続可能性への適合性についても評価されました。これらはすべて、繊維業界の大手プレーヤー企業に真のサーキュラリティ・ソリューションを大規模に提供するために不可欠なものなのです。今回の認証取得は、当社の堅固なる技術と、妥協のない品質、規模、影響力を持つソリューションの創造への我々のコミットメントを反映しています。」
説明責任を求める声が高まるなか、RE&UPの認証取得は、循環型繊維システムが単に期待に応えるだけでなく、その期待自体を形作ることができるという可能性を示すものです。
